固定費・変動費の考え方と経営効率から見る食べ放題の経済学
売上に関係なくかかる費用
売上に比例して増える費用
レストランの場合、材料費が売上に占める比率は約3分の1と言われています。
項目 | 通常レストラン | 食べ放題レストラン |
---|---|---|
料金設定 | 1,500円/食 | 3,000円/人(食べ放題) |
変動費(食材費等) | 500円/食(33%) | 実際の消費量による (例:3人分食べると1,500円) |
顧客1人当たりの赤字減少額 | 1,000円(1,500円-500円) | 1,500円(3,000円-1,500円) |
損益分岐点到達の速さ | 標準 | より速い |
ビュッフェスタイルのレストランには、多くの経営上のメリットがあります:
大量調理による効率化。20人分を作っても、手間は20倍にならない
シェフは朝から継続的に料理を準備できる
料理の提供を待つ時間がない
使う材料だけを効率的に仕入れられる
料理を運ぶスタッフが少なくて済む
少品種多量の仕入れによる値引き交渉も可能
食べ放題よりもさらに儲かるのが飲み放題です。
サンクコストとは、すでに支払ってしまって戻ってこない費用のことです。