あなたは分かれ道にいます。片方は天国行き、もう片方は地獄行きです。 分かれ道には2人の門番が立っています。一人は「いつも真実を言う天使」、もう一人は「いつも嘘をつく悪魔」です。 外見ではどちらが天使でどちらが悪魔か見分けがつきません。 あなたは2人の門番のどちらか一人に、「Yes」か「No」で答えられる質問を1回だけすることができます。 どのように質問すれば、確実に天国行きの道を知ることができるでしょうか?
どちらが天使? どちらが悪魔?
この問題の鍵は「二重質問」という手法です。これは、相手が真実を言うか嘘を言うかにかかわらず、同じ答えを導き出すことができる質問の形です。
この質問を、どちらかの門番に尋ねます。
質問を投げかけた際の、天使と悪魔それぞれの回答ロジックを以下に示します。
門番の種類 | 尋ねた道 | 「この道は天国行き?」への本来の回答 | 二重質問「『この道は天国行き?』と尋ねたら、あなたは『Yes』と答えますか?」への最終回答 |
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天使 (常に真実を言う) | 天国行き | Yes | Yes (本来の回答がYesなので、Yesと答えるか?と聞かれればYes) |
天使 (常に真実を言う) | 地獄行き | No | No (本来の回答がNoなので、Yesと答えるか?と聞かれればNo) |
悪魔 (常に嘘をつく) | 天国行き | No (嘘をつくため) | Yes (本来の回答がNoなので、Yesと答えるか?と聞かれれば嘘をついてYes) |
悪魔 (常に嘘をつく) | 地獄行き | Yes (嘘をつくため) | No (本来の回答がYesなので、Yesと答えるか?と聞かれれば嘘をついてNo) |
上記の表からわかるように、天使と悪魔のどちらに質問しても、最終的な回答は以下のようになります。
この方法を使えば、門番が天使か悪魔かを知る必要なく、確実に天国への道を選ぶことができます。