適正な飲酒と健康維持
水割り焼酎の度数計算と実験結果
水割り焼酎の度数計算
焼酎を水で割ったときの度数は、以下の計算式で求められます。
(焼酎の量(ml) × 焼酎の度数(%)) ÷ (焼酎の量(ml) + 水の量(ml)) × 100
例: 25度の焼酎50mlを同量の水で割った場合、
(50 × 25) ÷ (50 + 50) × 100 = 12.5%
となり、元の度数の半分になります。
割り材による度数の変化
焼酎50mlに対して、水、お湯、炭酸をそれぞれ50ml、100ml、150ml加えた場合の度数を計測しました。
割り方 | 計算上の度数 (%) | 実測度数 (%) |
焼酎1 : 水1 | 12.5 | 12.3 |
焼酎1 : 水2 | 8.33 | 8.1 |
焼酎1 : 水3 | 6.25 | 6.0 |
焼酎1 : お湯1 | 12.5 | 12.4 |
焼酎1 : お湯2 | 8.33 | 8.2 |
焼酎1 : お湯3 | 6.25 | 6.1 |
焼酎1 : 炭酸1 | 12.5 | 12.2 |
焼酎1 : 炭酸2 | 8.33 | 8.0 |
焼酎1 : 炭酸3 | 6.25 | 5.9 |
割り材の種類による度数の差はほとんどありませんでした。
ロックの度数変化
焼酎とウイスキーのロックを30分間観察し、度数と温度の変化を計測しました。
- 度数の変化:
- 最初の5分で急激に低下し、その後は緩やかに低下。
- 30分後には、ウイスキーは約22%、焼酎は約15%に。
- 温度の変化:
- 最初の5分で急激に低下し、その後はほぼ一定。
- この現象は「過冷却」によるもの。
氷の溶けるスピード
ウイスキーと焼酎のロックで、氷の溶けるスピードを比較しました。
- ウイスキーの方が氷が溶けるスピードが早い:
- これは「凝固点降下」によるもの。
- アルコール度数が高いほど、氷の融点が低くなるため。
冷やしたグラスの効果
冷やしたグラスと常温のグラスで、焼酎の度数の変化を比較しました。
- 冷やしたグラスの方が、度数が保たれる:
- 冷やしたグラスを使うことで、氷の溶けるスピードが遅くなる。
結論:
- 水割り焼酎の度数は、計算式で正確に求められる。
- 割り材の種類による度数の差はほとんどない。
- ロックの度数は、最初の5分で急激に低下し、その後は緩やかに低下。
- ウイスキーの方が氷が溶けるスピードが早い。
- 冷やしたグラスを使うことで、氷の溶けるスピードが遅くなる。
ロックは、度数の変化を楽しむだけでなく、香りの変化も楽しむことができる飲み方です。
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