個人
調査区分 | 2023年度 | 2024年度 | 増加率 |
---|---|---|---|
全体利用率 | 9.1% | 26.7% | 約3倍 |
20代利用率 | – | 44.7% | – |
利用しない理由 生成AIを利用していない人の主な理由としては、必要性を感じていないことや使い方がわからないことが挙げられています。
理由 | 回答率 |
---|---|
自分の生活や業務に必要ない | 40.4% |
使い方がわからない | 38.6% |
魅力的なサービスがない | 18.3% |
利用意向のある用途 AIの利用意向が最も高いのは「調べもの」や「コンテンツの要約・翻訳」といった実用的な用途です。
用途 | 利用意向率 |
---|---|
調べものをする | 75.8% |
コンテンツの要約・翻訳をする | 68.4% |
好み・生活様式に合った提案を受ける | 56.7% |
対話型AIと会話をする | 54.2% |
制作への改善点やアドバイスを受ける | 56.5% |
企業
企業利用の実態 企業における利用状況 日本企業の半数以上が生成AIを業務に活用していますが、活用方針の策定率は他国と比較すると依然として低い傾向にあります。特に中小企業と大企業の間には大きな差があります。
調査項目 | 割合 | 備考 |
---|---|---|
何らかの業務で生成AIを使用中 | 55.2% | – |
生成AI活用方針あり(2023年度) | 42.7% | – |
生成AI活用方針あり(2024年度) | 49.7% | 前年比増加 |
大企業の活用方針策定率 | 55.7% | – |
中小企業の活用方針策定率 | 34.3% | 大企業より遅れ |
導入に際しての懸念事項 生成AI導入において日本企業が最も懸念しているのは、効果的な活用方法がわからないことやセキュリティリスク、コスト面の課題です。
懸念事項 | 回答率 |
---|---|
効果的な活用方法がわからない | 30.1% |
社内情報の漏えい等のセキュリティリスク | 27.6% |
ランニングコストがかかる | 24.9% |
初期コストがかかる | 22.1% |
活用業務と期待される影響 日本企業では約半数がメールや資料作成の補助として生成AIを活用しており、業務効率化や人員不足の解消といったポジティブな影響を期待しています。
項目 | 内容 | 割合 |
---|---|---|
具体的な活用業務 | メールや議事録、資料作成等の補助 | 47.3% |
期待される影響 | 業務効率化や人員不足の解消につながる | 32.8% |
斬新なアイデア/新たなイノベーションが生まれる | 22.5% | |
ビジネスの拡大や新たな顧客獲得につながる | 22.7% |
まとめ 日本における生成AIの利用は個人・企業ともに着実に拡大しています。個人では若年層を中心に普及が進み、企業では業務効率化のツールとして定着しつつあります。一方で、活用方法の不明確さやセキュリティ面での懸念が課題となっており、特に中小企業での普及に遅れが見られます。今後は利用事例の共有や教育機会の拡充によって、より幅広い層での活用が期待されます。
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