サポート詐欺は近年急増している問題です。この記事では、サポート詐欺の手口や原因、そして万が一遭遇した際の対処法について詳しく解説します。
サポート詐欺とは
サポート詐欺とは、パソコン画面に突然「ウイルスに感染しました」「トロイの木馬に感染しました」などの警告が表示され、表示された電話番号に連絡するよう促す詐欺です。大阪府警察や情報処理推進機構(IPA)も注意喚起を行っているほど、深刻な問題となっています。
サポート詐欺に遭遇した場合の対処法
サポート詐欺の画面が表示された場合、絶対に表示されている電話番号に連絡しないでください。これは実際にウイルスに感染しているわけではなく、詐欺師が仕掛けた偽の警告画面です。
画面を閉じる方法
方法 | 手順 |
---|---|
方法1 | ESCキーを長押しする → 右上の×ボタンで閉じる |
方法2 | タスクマネージャーを起動する(Ctrl + Alt + Deleteキー) → ブラウザを選択 → タスクの終了をクリック |
方法3 | 電源ボタンを長押しして強制終了 → 再起動する |
基本的には方法1または方法2で対処できますが、それでも閉じられない場合は方法3を試してください。
サポート詐欺の原因
サポート詐欺に遭遇する主な原因は、悪意のある広告をクリックしてしまうことです。インターネット検索結果の上部に表示される「スポンサー」と記載された広告がその一例です。
実例
筆者の体験では、「ユニクロ」を検索した際に、検索結果の一番上に表示されたスポンサー広告をクリックしたところ、サポート詐欺の画面が表示されました。この広告は正規のユニクロではなく、URLの大文字・小文字が異なっており、香港から発信されていたものでした。
広告に関する注意点
インターネット上の広告は完全になくなることはありません。YouTubeやテレビなど、メディアの運営には広告が必要です。そのため、利用者自身が注意して安全にインターネットを使う知識を身につけることが重要です。
悪質な広告の例:
- 「日本で地震が発生」などのニュースを装ったもの
- 気になってクリックしたくなるような内容
- 有名企業の名前を僅かに変えたもの
まとめ
サポート詐欺に遭遇した場合は、落ち着いて対処しましょう。電話をかけずに、ESCキーの長押しなどの方法で画面を閉じてください。また、インターネット検索時は広告をクリックする際に注意し、URLをよく確認することが大切です。
自分は大丈夫と思わずに、正しい知識を身につけて自分自身を守りましょう。
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