アップルが4月1日に提供を開始したApple Intelligence機能が日本にも対応しました。この記事では、新機能の詳細と対応OSバージョンについて総合的にまとめました。
Apple Intelligence とは
Apple Intelligenceは、iPhone、iPad、Macに搭載されたAI機能のスイートで、テキスト処理から画像編集、検索機能の強化まで様々な機能を提供します。
対応言語と対象OS
対応OS | バージョン |
---|---|
iOS | 18.4 |
iPadOS | 18.4 |
macOS | Sequoia 15.4 |
新たに対応した言語 |
---|
日本語 |
フランス語 |
ドイツ語 |
イタリア語 |
ポルトガル語(ブラジル) |
スペイン語 |
韓国語 |
中国語(簡体字) |
英語(シンガポール) |
英語(インド) |
主要機能
作文ツール
機能 | 説明 |
---|---|
書き直し | プロフェッショナル、簡潔、フレンドリーなど用途に合わせて表現を調整 |
校正 | 文法、言葉の選択、文の構造をチェックし、編集候補を提案 |
要約 | テキストの主要ポイントを抽出 |
変更を説明 | 特定の変更(例:よりダイナミックな動詞の追加など)を指定可能 |
写真アプリ
機能 | 説明 |
---|---|
自然言語検索 | 「赤いドレスを着て踊っているマヤ」などの自然な表現で検索可能 |
ビデオ検索 | ビデオ内の特定シーンを検索して表示 |
クリーンアップツール | 写真から不要な対象物や人物を削除 |
メモリー機能 | ユーザーの説明に基づいて写真やビデオからストーリー性のあるムービーを自動作成 |
Image Playground
スタイル | 特徴 |
---|---|
アニメーション | 現代的な3Dのアニメーション画像 |
イラスト | シンプルな形状、明確な線、カラーブロックの画像 |
スケッチ | あざやかなカラーと細かい描写の写実的な絵 |
ジェン文字
カスタマイズ可能な独自の絵文字を作成できる機能。写真ライブラリの画像を元に作成したり、帽子やサングラスなどのアクセサリでカスタマイズ可能。
画像マジックワンド
メモアプリに導入された新ツール。ラフなスケッチを洗練された画像に変換したり、メモの内容に関連する画像を自動生成できる。
優先順位付け機能
機能 | 説明 |
---|---|
優先メッセージ | 緊急性の高いメールを受信ボックスの先頭に表示 |
要約表示 | メールやスレッドの要約を表示 |
スマートリプライ | 質問に対する回答候補を提案 |
通知の要約 | 長い通知や複数の通知をまとめて表示 |
さまたげ低減 | 緊急性の高い通知のみを表示する集中モード |
強化されたSiri
機能 | 説明 |
---|---|
新デザイン | 画面の縁を囲う光るデザイン(iPhone/iPad/CarPlay) |
配置のカスタマイズ | 好きな場所に配置可能(Mac) |
タイプ入力対応 | 音声だけでなくテキスト入力も可能 |
強化された言語理解 | 言葉のつまずきや文脈の理解が向上 |
ビジュアルインテリジェンス
カメラを使って周囲の情報を取得する機能。店舗情報の確認やテキスト翻訳、連絡先情報の抽出などが可能。
対応機種 | 起動方法 |
---|---|
iPhone 16/16 Pro | カメラコントロールを長押し |
iPhone 15 Pro/16e | コントロールセンター、ロック画面のコントロール、アクションボタンからカスタマイズ |
ChatGPT統合
Siriと作文ツールからChatGPTの機能にアクセス可能。アカウント不要で利用でき、テキスト生成や画像生成が可能。
プライバシーとセキュリティ
Apple Intelligenceの多くの機能はデバイス上で動作し、より大きなモデルが必要な場合はプライベートクラウドで処理。プライバシーとセキュリティを確保しつつAI機能を提供。
このアップデートにより、iPhoneやMacといったApple製品のAI機能が大幅に強化され、日本語でも快適に利用できるようになりました。作文支援から画像編集、AIアシスタント機能まで幅広い機能が提供されています。
コメント